クールダウンの実施も筋肉痛予防には欠かせません。トレーニング中は体温が上がり、心臓も激しく動いています。それは体内の血液を運ぶ作用がフルに作動しているという証明です。もちろん、筋肉へエネルギーを運ぶのも血液の役目です。私たちは、血管や心臓が血液を運ぶポンプの役割をしてくれているおかげで力を発揮することができるのです。
運動をやめれば、そのポンプもいつもの状態に戻ります。もちろん、安静時でも機能はしていますが、運動時と比べるとかなり力がセーブされています。トレーニングのあと、いきなり休息に入ると、急激にその状態に戻るため、体内に乳酸をはじめとする疲労物質を残したままになってしまうのです。
クールダウンは、トレーニング中の状態から段階を経て徐々に安静状態に戻るようにするために行います。すると、体のポンプ機能もそれにあわせて少しずつ抑えられていくので血行をキープでき、疲労物質もたまりにくいのです。
クールダウンのやり方は、自転車やジョギングなどの全身運動とストレッチが効果的です。あまりムキになる必要はありませんので、ゆっくりのんびりやるといいでしょう。全身運動、ストレッチともに10分ほどでOKです。その日トレーニングした箇所を中心に、時間をかけてストレッチしてください。
トレーニングの後は、疲れていますし一刻も早く休みたいと思うのが普通です。私も以前は「面倒だからクールダウンなんていいや」と思っていました。しかし、ある日気まぐれでやってみると翌日の疲労感がそれまでとまったく違っていたのです。
限界までトレーニングすると車の乗り降りも辛いほどの筋肉痛になるのが常だったのに、そのときは筋肉の奥のほうにほんの少し痛みを感じる程度で済んだのです。こんなに効果があるのなら横着せずにやっておけばよかった、と激しく後悔したことを憶えています。
私はその時以来、どんなに疲れていてもクールダウンを欠かすことはなくなりました。そうすれば筋肉痛が軽減できるばかりか、回復が早まるのでトレーニングの効率があがるのだということに気付いたのです。クールダウンの実施は、その手間以上の恩恵が返ってきます。ですから、みなさんもクールダウンまでがトレーニングだと考え、面倒くさがらずに実行するようにしましょう。
以上、3つが私流の筋肉痛対策です。効果絶大ですので、ぜひ実施してください。次のページからは、初心者が抱きやすい筋肉痛に関する疑問にお答えしたいと思います。
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